Aslan Atlas

*Artists

未常識を常識に
非日常を日常へ
想像を創造する未来を目指して

・関根悠一郎 【甲府市在中】

 

悠一郎が描く時、突然完成図が頭の中に舞い降りてくる。彼の頭の中には何千、何万もの引き出しがある。彼が今までに見たり触ったり、感じてきた美しいもの、祖母が夜眠りにつくまで読んでくれた何冊もの胸の高鳴るような絵本の世界。空気、空、雲、光、風、木々……。

数え上げればきりがないけれど、そういう貴重な体験や、温かい愛に包まれた時間や思い出が、一つ一つ大切にしまわれていく。

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歳で精神の状態が悪化し、山梨に転居してからは、極限まで苦しい状態をさまよい続けた後、一筋の光が見え、克服して行く過程で、完成度の高い作品が生まれることが多かった。

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歳から立体を創りはじめ、14歳で実際に乗れる4m大の舟を創ることを決意。しかし16歳頃から再び精神の病が悪化し、舟づくりを断念。そこから、悠一郎は真に〝生きる〟ということを考えはじめる。そして、適度の運動や睡眠、日光浴、本当に身体に良いものを食べることの大切さをあらためて知り、今は、植物、土、菌のことを学びながら自然菜園や庭づくりを愉しむ日々を送っている。また、世界中から古道具を集め修復し、独学で磨いたり研いだりしながら、忘れ去られた道具たちに命を吹き込むことに小さな喜びを感じる、そんな日々を過ごしている。

人間の心は、生の欲望と死の恐怖が表裏一体のものであるという考えに共感し、「その人が感じることがその人の魂である」という真理に気づく。そして、生の欲望に着目した思考への転換を図り続け、制作への向かい方も「何をつくるか」から「どうつくるか」という問いへと変化している。

ときに病に苦しみ、ときに生きのびるための道を根っこから問いなおし「つくりかたからつくる」ことに拘り続け、現在は甲府市の自宅工房にて独創的な作品を創り続けている。

 関根悠一郎ホームページ 関根悠一郎 Official Website ―ART GALLERY 悠― (yayaya.co.jp) 

 

 

・ノナカミホ 【南アルプス市在中】

 

現在、県内外の多くの企画展で作品を発表するボールペン作家

 

小学校4年生頃から15年間引きこもりで、学校にも通う事が出来ず、潔癖症も現れ、自ら精神病院に行き、入院させてもらったと言う経緯がある。

その時、先生から渡されたボールペンとスケッチブックに線を描き始めたところ、感性が開花する。黒ボールペンで刻むように描く作品は、感性を揺さぶる独自の世界観が広がる。 

 

モノクロームなのに彩りを感じる。画材は黒のボールペン。大きな画もボールペンで塗りつぶす。そのボールペンで描かれた形や黒い色は、下書きもなく一箇所から描き始め少し眺めては次々と形を繋げていく。直線や曲線、具象的な形は見る人を惹きつける。

 

二次元と三次元を織り交ぜ、下絵なしに極細のボールペンで仕上げる作品は、初期の頃から変化も見られる。制作過程に於いて、作品と対話する時間を大切にするようになったから。作家としての新たな境地なのだろう。

 

繊細で、幻想的なタッチは、儚くも美しく、これからも人々を魅了する。

 ノナカミホ公式インスタグラム @miho.nonaka • Instagram写真と動画